型に合わせて延び、柔軟に形を変える鋼材。力がかかっても折れにくい粘り強さも持っています。私たちの仕事に対する取り組み方も、まさにそれと同じ。複雑な形状や小ロットへのニーズにもお応えするべく、知恵を絞り、困難を乗り越え、常にプラスアルファのご提案を心がけています。
「こんな形の磨棒鋼がつくれないか」「これだけの強度が確保できないか」お客様とのお付き合いの中で、さまざまなご相談を受けることがあります。こうしたご要望をカタチにするため、金型設計・品質管理を担う管理部門が日々研究や試作を重ねています。得られた成果については月例会において他部門と共有し、全社的な技術と志気の向上に努めています。
品質へのこだわりとお客様への責任感のもと、継続的にTQC活動(TotalQualityControl=統合的品質管理)に取り組んでいます。製造技術の改良、工程設計の見直し、作業効率化といった年間7〜8テーマに基づいて研修を繰り返し、グループ単位での発表会も実施。部門やキャリアを問わず、自由に意見を交わせる企業風土が、さらなる高品質へとつながっています。
顧客満足度の向上と経営効率の改善に取り組む体制が評価され、品質保証に関する国際規格ISO9001の認証を平成15年に取得。
その後に完成した中部工場も同認証を取得しました。これに甘んずることなく、顧客ニーズへの対応、信頼・満足の獲得をモットーに、日々製品の品質と製造プロセスの改善に取り組み続けています。
各部門が有機的に連携するチーム体制を構築。 山陽金属鋼業では、お客様ごとに、各部門のメンバーから成る小集団のチームを組織しています。小集団で動くことで、コミュニケーションが円滑になり、お客様のニーズによりきめ細かくお応えすることができます。また一人ひとりの活動の成果が見えやすくなり、チーム間の競争も生まれるのでモチベーションが高まり、高品質な製品ときめ細かなサービスが実現されます。
お客様からのご相談を受けた営業は、まず管理部門に伝達。管理部門は、工程設計や品質管理を行うセクションです。管理部門はさらに、生産管理や進行を担う生産部門と連携し、どうすればお客様からのご要望を形にできるか、どのような工程が最適かを話し合います。その上で生産部門から営業へ見積りを提示し、お客様に納得いただければ、いよいよ工場での製造がスタート。製造工程で起こったことは、随時営業にフィードバックします。
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